猫年

 読者のみなさん、あけましておめでとうございます。とは言えもうすでに正月から10日も経っているのですね。個人的諸事情により、年末から今の時期にかけて時が経つのを忘れるくらい忙しく、気がつけばもう十日です。僕の中では正月がほんとうに存在したかもわからないくらい忙しい日々でした。
 さて本題ですが、去年の年末頃からでしょうか、僕の住んでいる地区一帯の猫たちがすごく騒がしいです。毎日多くの猫たちが、ニャーニャー、ギャーギャーののしりあいながら喧嘩をしているようです。発情期かなとも思いましたが、それにしてはあまりにも多くの猫たちが騒いでいます。
 そこでふと思ったのですが、猫たちは戌年が来ることに腹を立ててるのではないでしょうか。いろんな動物たちの干支があり、街の片隅にひっそりと生きる猫たちの天敵である犬でさえも、自分の種族の冠をかぶった年があるのに、なぜ人間にとってこんなに身近な猫の年がないのかと。
 しかし、年が明けて猫たちもあきらめたのでしょうか。最近はだんだん静かになってきました。去年一年を振り返ってみると、いつになく身の回りが騒がしい年だったように思えます。やれやれ、12年後もまた騒がしい年越しになるのでしょうか。